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人生をつくる療育

8月もあと僅かとなりました。

残暑見舞をいつ出すのだろう…という暑さ続きですが、お読み下さっている皆様は元気にお過ごしでしょうか。

 

 

先日のインスタグラムに「平和な国で療育に取り組めることの有難みを感じる」という投稿をしました。「In times of peace」2025.8.17.

 

“療育“という言葉は、第二次世界大戦の終焉前、日本で初めて肢体不自由児のための施設を創設した高木憲次(1888~1963)が提唱したといわれています。

特別支援を必要とする子ども達への教育は 拡充されていきますが、自閉症スペクトラムを始めとする発達障害児への指導・研究はまだ序盤。世間の理解はかなり低かったでしょう。

 

身体障害や医療ケアニーズを抱える方のとは 少し違った困難を感じるのが、発達障害・発達神経症をもつ方ではないでしょうか。

現代でも、災害など非常事態には 避難時をはじめ慣れた自宅やホーム以外での生活に困難を生じる方が大勢いらっしゃるのが現実です。

知的発達段階により 状況・ルールの理解が難しいケースはもちろんですが、衣食住へのこだわりが強かったり自分のルーティンを崩せなかったりして 支援を享受できないケースもあります。

 

発達・教育についての研究が進み 子どもの人権を尊重されるようになった現代でも、まだ課題が多くあるのですから、いわんや80年前の戦下における障害児をや…

 

 

 

コロロメソッドでは、発達障害をもっていたり その傾向のみられる子どもの特性を【個性・性格】とはとらえません。

個々の気質は認めながらも、特性といわれる言動は 【原始反射の残存】や【認知の特異性】から生ずるものだと考えます。

そして、療育を通して 本人や周りの人がより良く生きていけるよう、積極的なトレーニング・概念獲得学習を進めます。

 

「この子の個性だから このままでいい」という周囲の態度は、本人をありのまま受容しているように思えますよね?

しかし、特性の原因が探求されず 発達促進の機会を失うことにもなりかねません。

 

 ☆身体の発達を促し 過敏を緩和する

 ☆コミュニケートのための言葉を育てる

 ☆社会性や協調性を培う

 

これらのトレーニング課題は、本人らしさの否定ではなく 将来を豊かにする力を育むものです。

 

 

 

―どう生きてゆくのか、どうありたいのか―

10年後、20年後は、今よりもっと自己選択できる世の中になっていることでしょう。

発達障害ゆえに「仕方ない」「諦めるしかない」と、選択肢が極端に狭まってしまう方が一人でも少なくなるように…

 

より良い将来につながる療育を。

ご興味おもち下さった方は、ぜひご連絡下さい(*^^*)

summer evening
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